【革ジャンのクリーニングの疑問に全てお答え】おすすめの4社はココ

あとは高そうなイメージがあるから料金相場を把握しておきたいし、もしクリーニングするなら失敗したくないから、技術の高いおすすめのクリーニング店も知りたい!
本記事を読めば、上記のようなお悩みが解決します。
革ジャンをクリーニングしようと思っても、「クリーニングに出したら色落ちした」「革の質感が変わってしまった」などのトラブルをよく耳にしますし、クリーニング代も高いので業者選びが難しいですよね。
実際に僕も過去に、クリーニングに出した革ジャンが色落ちして着れなくなってしまった経験があリます。
ですが、その時の失敗をきっかけに、革ジャンのクリーニングについて徹底的に調べて、実際に有名な専門店6社を利用して比較検証することに。
その結果、新品のように綺麗にしてくれる本当におすすめの優良店2社が判明しました。
ということで今回は、革ジャンのクリーニングに関するよくある疑問に答えつつ、実際に利用した僕だからこそ分かる品質抜群のおすすめのクリーニング業者を4社紹介します。
これで革ジャンのクリーニングで失敗することはなくなりますよ!
革ジャンは2年に1回の頻度でクリーニングするべき
革ジャンは基本的に2年に1回の頻度でクリーニングするべきです。
適切な頻度でクリーニングをすれば、革ジャンが下記のようになり毎シーズン新品に近い状態で着ることができますよ。
- 色落ちした箇所を修復してくれる
- 革にこびり付いたタバコや汗の臭いがなくなる
- シワがなくなる
- カビ・シミを落としてくれる
- 汚れが落ちる
「革ジャンをクリーニングしたい」と思うきっかけとして一番多いのが、臭い。
2年くらい使っているとタバコや汗の臭いがこびり付いて、どんなに風通しの良い場所に干しても取れなくなってしまいますが、クリーニングをすればしっかり落ちます。
また、革にカビが生えてしまっても水洗いで根絶やしにしてくれますし、シワやシミを除去しつつ、崩れた型を元どおりに整えてくれたりと非常にクオリティが高いです。
あとは、意外と知らない方も多いんですが、クリーニング時に希望をすれば色落ちした箇所の色補正もしてくれるので、限りなく新品に近い状態にすることも可能です。
下記の画像のような感じですね。
ただし1ヶ月に1回くらいはメンテナンスした方が良い
ただし、2年に1回の頻度でクリーニングをしたとしても、日頃のメンテナンスはしたほうが良いです。
長く着たい大切な革ジャンであれば、1ヶ月に1度下記のようにメンテナンスをしましょう。
- 革の手入れ用のブラシで誇りや汚れを取る
- 布を使ってレザートリートメントを塗る
- 直射日光の当たらない風通しの良いところに1時間程度干す
- 布で余分なトリートメントを拭き取る
革ジャンのクリーニングの料金相場は?【専門店6社の料金比較】
値段相場がわかるように、革ジャンクリーニングの専門店6社の料金をまとめました。
同じ革ジャンクリーニング専門店でも値段はピンキリで、6,000円〜14,000円が大体の相場。
各業者ごとの詳しい料金は下表の通りですが、念の為全ての革製品のクリーニング代と、革ジャンのクリーニングと一緒にすることが多い、撥水加工・色補正・カビ取りの値段も記載しています。
因みに、下記の6社は全て宅配サービス付きで非常に便利な反面、デメリットとして送料が発生するところも。
店名 | ![]() リフレザー |
![]() 革水 |
![]() キレイナ |
---|---|---|---|
ジャケット/ブルゾン | 6,000円〜 | 7,700円〜 | 12,000円 |
コート | 7,000円〜 | 10,000円〜 | 18,000円 |
ベスト | 4,000円〜 | 5,500円〜 | 7,000円 |
パンツ/スカート | 5,000円〜 | 7,000円〜 | 7,000円 |
グローブ | 2,000円〜 | 3,500円〜 | 3,000円 |
撥水加工 | 2,000円〜 | ー | 1,800円〜 |
色補正 | 見積もり | 5,500円〜 | 3,000円〜 |
カビ取り | 1,080円〜 | ー | 1,800円〜 |
送料 | 往復送料自費負担 | 往復送料自費負担 ※5,500円以上で片道無料 |
1,800円 ※12,000円以上の注文で無料 |
店名 | ![]() ワードローブトリートメント |
![]() リナビス |
![]() クレアン |
---|---|---|---|
ジャケット/ブルゾン | 11,300円〜 | 9,000円 | 14,000円 |
コート | 12,800円〜 | 14,000円 | 16,000円〜 |
ベスト | 8,900円〜 | 9,000円 | 8,000円 |
パンツ/スカート | 8,900円〜 | 9,000円 | 8,000円〜 |
グローブ | 5,900円〜 | 9,000円 | 6,000円 |
撥水加工 | 2,750円〜 | ー | 3,000円 |
色補正 | 見積もり | 10,000円 | 6,000円〜 |
カビ取り | 見積もり | 550円 | 3,000円 |
送料 | 無料 | 無料 | 1,500円〜 2,200円 ※12,000円以上で無料 |
<→スライドできます>
※「〜」と表記されている金額は革の状態や形状により変わる可能性あり
大手4社の値段相場は?
続いて大手4社の値段相場も見ていきましょう。
下表の通り革ジャンクリーニングの専門店より若干安いくらいで、相場は大きくは変わりません。
店名 | ![]() 白洋舎 |
![]() ホワイト急便 |
![]() うさちゃんクリーニング |
![]() ポニークリーニング |
---|---|---|---|---|
ジャケット/ブルゾン | 5,500円 | 6,200円〜 | 7,560円 | 6,000円〜 |
革半コート | 7,000円 | 7,000円〜 | 7,560円 | 6,000円〜 |
革コート | 8,000円 | 7,000円〜 | 7,560円 | 6,000円〜 |
<→スライドできます>
色補正・撥水加工・カビ取りなども基本やってくれますが(店舗によっては受付ていない場合あり)、革の状態を確認してからの見積もりになります。
予想よりもかなり高い値段になることも全然あるので、注意してください。
革ジャンのクリーニングは値段の安さだけで選ぶと失敗する?!

できるだけ安いところにしよ。

料金の安さだけで決めると失敗する可能性が高いよ!
革ジャンのクリーニングは専門的な知識、技術、手間、コスト、時間がかかることから他の衣類よりも金額が高めに設定されています。
要するに値段が高くなるのは必然なので、安いお店は作業を簡略化していたり、本来必要な作業をないがしろにしていることも。

どことは言いませんが…
絶対に失敗したくない大切な革ジャン場合は、最低でも10,000円以上はかかるクリーニング店に出すのが安心かなと思います。
革ジャンをクリーニングする際につけるべきオプション
革ジャンをクリーニングする際には、下記の2つのオプションを加えるのがおすすめです。
- 撥水加工
- 色補正
撥水加工
撥水加工とは、通気性を保ちつつ水をはじくようにする加工のこと。
料金は2,000円〜3,000円程度です。
革は水に非常に弱くて尚且つ吸収しやすいという性質があって、水を吸った箇所が乾く時に硬くなってゴワゴワとした質感になってしまいますが、撥水加工をすることで革を水から守って、風合いを損なわないようにすることができます。
因みに撥水加工は、使用とともに段々効果が薄れていくものなので、クリーニングのたびに施すのがおすすめです。
色補正
日焼けや摩擦により、変色したり白くなってしまった革ジャンでも、色補正をすることで本来のカラーリングに戻すことが可能です。
色落ちしたビンテージ感のある革ジャンが好きな人は別にやる必要はありませんが、「新品の頃のような元の色にしてほしい」みたいな人はやってもらいましょう。
料金は、基本的に色補正を行う範囲によって変わってくるので、見積もりをしてもらわないと確定しません。
ジャケット全体を色補正するとなると、10,000円は余裕で越えると思います。
全体を色補正したい場合は、1着11,000円と決まっているリナビスが安くておすすめです。
革製品をクリーニングする際に注意すべき3つのこと
下記の3つの注意点を知っておけば、革ジャンをクリーニングに出してから後悔することはありません。
- 合成皮革・人口皮革はクリーニングできないことがある
- カビが生えていないか確認する
- ファスナーが壊れている箇所がないか確認する
合成皮革・人口皮革はクリーニングできないことがある
合成皮革および人口皮革のクリーニングには、下記のようなリスクがあります。
- シミを除去しきれない
- 劣化した箇所を修復できない
- クリーニングを断られる
- ボロボロになってしまう
ポリウレタンなどの樹脂でコーティングされている合成皮革・人口皮革は、経年劣化を防ぐことが難しくいくら技術の高いクリーニング店といえども、どうにもならないケースが多いです。
東京都クリーニング生活衛生同業組合でも、合成皮革・人口皮革の寿命は3年程度と言われているので、リスクをかけてクリーニングするよりかは、諦めて買い換えることをおすすめします。
カビが生えていないか確認する
クリーニング前にカビの有無を確認しておいて、もしあった場合はカビの場所を申し込み時に伝えるようにしてください。
事前に伝えていないとカビを見落とされて、綺麗にならないまま返却されてしまうからです。
あとは、基本的にカビ取り加工はクリーニング代とは別料金なので、ちゃんと確認していないよ想定よりも大分料金がかかってしまうなんてことにもなります。
ファスナーが壊れている箇所がないか確認する
ファスナーが破損している箇所がないか確認して、もしあればカビと同様に申し込み時に伝えてください。
修理が可能な業者であれば、直してくれます。
因みに、今回僕が紹介したおすすめの3社で言うと、ワードローブトリートメントとキレイナ
が可能です。
革ジャンのクリーニングでよくある4つの疑問【Q & A】
最後に革ジャンのクリーニングでよくある下記の4つの疑問についてお答えします。
- どんな革でもクリーニングできるの?
- 仕上がりにはどのくらいの日数がかかるの?
- 酷いカビでも綺麗になるの?
- クリーニングが完了した革ジャンのベストな保管方法は?
どんな革でもクリーニングできるの?
専門店でであればほとんど全ての革がクリーニング可能です。
ただ、合成皮革はクリーニング不可としているところが多いので注意してください。
また、クリーニング不可と表示されてる皮革製品でも基本は洗えますが、業者により若干異なるため、不安な場合は問い合わせてみるのが確実です。
仕上がりにはどのくらいの日数がかかるの?
1ヶ月程度はかかると思ってください。
場合によってはもっとかかることもあるので、シーズン終わりにクリーニングするのがおすすめです。
酷いカビでも綺麗になるの?
あまりにも酷いカビの場合は断られてしまうことがありますが、大抵は綺麗になります。
各社のホームページを見ると全体がカビだらけになっている革ジャンでも、クリーニングと色補正によりカビが跡形もなくなっているbefore after画像があるので、たぶん余程のものでない限り大丈夫です。
ただし、菌糸が革組織の奥深くに入り込んでしまっている場合は、見た目は綺麗になりますが、カビを完全に取り除くことはできません。
クリーニングが完了した革ジャンのベストな保管方法は?
しっかりした太めのハンガーに掛けて、直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管しましょう。
クリーニングが完了した革ジャンは、ビニールが被さった状態で返ってきますが、あのまま保管するとカビが発生しやすいです。
革ジャンのクリーニングにはおすすめの業者4選
いちいちググるのも面倒だと思うので、革ジャンのクリーニングにおすすめの4社を紹介します。
まず、革ジャンのクリーニング店は、下記の4つのポイントを全て満たしている場合、品質の高い優良業者と言えます。
- 革の主成分であるタンパク質に負担を掛けない水と洗剤で洗っているか
- 色補正・染色を入念にやっているか
- 全ての作業を熟練の職人が手作業でやっているか
- ホームページにbefore afterを載せていて、かつしっかり綺麗になっているか
上記5つのポイントをどの程度満たしているかは、各業者のホームページにあるクリーニング工程や、過去のお手入れの事例なんかを見るとざっくり分かります。


今回は「革ジャンをクリーニングできて、尚且つ品質にも安心できるお店が近くにない」という方のために、品質と便利さを兼ね備えた革ジャンのクリーニングにおすすめの宅配型のクリーニング店を4社紹介します
キレイナ
- 革ジャン
- 12,000円
- 色補正
- 3,000円〜
- カビ取り
- 1,800円
- 撥水加工
- 1,800円
- 送料
- 1,800円
※12,000円以上の注文で無料 - 仕上がり日数
- 1ヶ月程度
キレイナは依頼者の「こうしてほしい」という要望を聞き入れて、丁寧に仕上げてくれます。

色補正のクオリティがとても高かったです。
普通のクリーニング店では綺麗にならないようなシミやカビの除去も可能な上、壊れた箇所の修復技術も非常に高いです。
あとは公式サイトの革ジャンのクリーニング事例が非常に多く、before after画像もちゃんと載せてあるので、仕上がりのイメージがしやすかったですし、初めてでも安心して利用できました。
ネットで注文後、指定日に運送業者が来てくれるし、洋服を入れるダンボールも用意してくれるので、超楽でした。
値段に納得できれば、ほぼ確実に満足できると思います。
ワードローブトリートメント
- 革ジャン
- 11,300円〜
- 色補正
- 見積もり
【16,500円程度】 - カビ取り
- 見積もり
- 撥水加工
- 2,750円〜
- 送料
- 無料
- 仕上がり日数
- 1ヶ月程度
ワードローブトリートメントは公式サイトにビフォーアフター画像こそありませんが、めざましテレビの『ココ調』やテレビ東京のカンブリア宮殿で特集されたことのある、超高品質と定評の宅配クリーニングです。
ここもキレイナと同様に、こちらの希望を通りの仕上がりを実現してくれるオーダーメイドのクリーニング店で、かなり仕事が丁寧です。
綺麗になるか不安だったiPhoneのインカメラ程度の大きさの革が剥げた箇所も、しっかり色補正をして元どおりにしてくれました。

かなり割高なので値段に納得できる方のみにおすすめしますが、そこさえクリアすればほぼ確実に満足できると思います。
なお、ここもネットで注文するだけで、指定日に業者が来てくれるのでめちゃくちゃ楽です。
リナビス
- 革ジャン
- 9,000円
- 色補正
- 10,000円
- カビ取り
- 550円
- 送料
- 無料
- 仕上がり日数
- 1ヶ月程度
TV番組『カンブリア宮殿』で特集された人気の宅配クリーニングリナビス。
↑の2社と同じく、ネットで注文するだけで、あとは指定日に業者が来てくれます。
4年ほど着用して全体的にヨレヨレになっていた革ジャンを出しましたが、型がビシッと整いタバコの匂いや小さいシミまできっちり綺麗にしてくれました。
しかも、料金が元々1着14,000円だったのが、最近大幅に値下げをして1着9,000円に。
カビ取り・キズや破れの修繕・ファスナー修復なんかも安いので、コスパは抜群です。
ただし、色補正の値段は、他社と比較してちょっと割高になっているので、色補正を希望する場合はキレイナもしくはワードローブトリートメントをおすすめします。
リナビスはクリーニングと色補正意外のメンテナンスをしたい方のみ利用するようにしてください。
リフレザー
- 革ジャン
- 6,000円〜
- 色補正
- 見積もり
- カビ取り
- 1,080円
- 送料
- 往復自己負担
- 仕上がり日数
- 2〜4週間程度
リフレザーは、1935年創業の革製品専門のクリーニング店です。
水洗い・ドライクリーニングの2種類の手法を皮のコンディションに合わせて使い分けているのが特徴で、実績も豊富。
しかも、ホームページ上にあるこれまで手がけたクリーニングのBefore Afterがかなり多く、事例も様々なので、自分の革ジャンがどんな仕上がりになるのかイメージができると思います。
ただし、↑で紹介した3社と違ってネットで注文後、自分で発送しなければならないのがデメリットです。
ダンボールを用意したり、伝票を書いたりが超面倒でした。
あとは、一見リーズナブルですが、送料が自己負担となるので結局割高になってしまう点も微妙に感じました。
よって、発送が面倒なことと、送料が自己負担であるということに対して、「それでもOK」と思える方のみ利用するようにしてください。
革ジャンのクリーニングについてまとめ
革ジャンのクリーニングについて、頻度や料金相場、おすすめのクリーニング業者を紹介しましたが参考になりましたでしょうか?
今回紹介したおすすめの2社を利用すれば、レザーの洋服全般のクリーニングで失敗することはないので、安心して利用してくださいね。
では最後に本記事の要点をおさらいして終わりにします。
以上になります!
クリロナでした!